クローズアップ現代

NHKの体制は疑問の部分も多々あるのですが広告収入の依存度が高い民放では作りえない番組が多々あるので個別番組は嫌いではないです。それで昨日と今日のクローズアップ現代が興味深かったので紹介してみます。タイトルはグローバル競争時代 揺れる”技術立国”【1】【2】日本はその高い技術力で世界をリードしてきたのですが最近は若者の理系離れ、人口の減少や新興国の台頭でその地位も揺らぎ始めてきました。そこで日本の企業は人材を求めて中国や世界に人材を求めて行くのですがより好条件、キャリアパスの明確な欧米企業に二の足を踏んでいる状況みたいです。実際に日本企業などで働いている外国人は日本的わかりにくさみたいなものに不安を感じて数年で辞めてしまう傾向があるそうです、具体的には自分の経験がいかせないとかキャリアパスが明確でないなど諸問題があるみたいです。こうなってくると優秀な者は欧米の企業に行ってしまう可能性が高いですね。。。印象的だった言葉は「成功するならどこへだって行く」。。。なんか勢いを感じる^^FC2 Blog Ranking【第二夜】では人材獲得の最前線として大学を特集してました。産学協同は日本でも行われているみたいですが圧倒的に資金不足みたいですね、紹介されていた中国の理系最高峰の北京の清華大学と日本の東京工業大学の実験設備の違いに驚かされました。。私が感じた問題点は教授自ら企業の担当者と資金の交渉をしていたのですが、そこを代わりのものが担当することはできないものでしょうか?対国内企業には例えば大学内に専門のチームを立ち上げて交渉に当たらせて教授には研究のプロットなどを話してもらい資金の交渉は専門チームがあたるとか。。。対外国企業には国家のそれが担当するとか。。。もはや国家プロジェクトとして遂行しないといけない状況まできているのに政治家や官僚には危機感というものがないのでしょうか。。。確かに地方にはまだまだ道路が整備されてないところもあるとは思いますが、59兆の10%、1%でも教育につぎ込めば劇的に変わるものがあると思うのですが。。。今現在、もっとも重要なことは人口問題だと私は思っています、なぜならどんな経済活動も「人」がいないと成立しないからです。モノを作っても買ってくれる人がいなければなんにもなりません、世界的には人口は増えていますが日本では減ってきています、若い層が減少の一途です。インドとまったく逆の世代別人口分付図になります。。。国力とはすなわち「人」です。しかもこの問題の厄介なのは今日、今すぐ多大な金をつぎ込んでも成果を挙げたとしても反映されるのは数十年後になってしまうという点です。どうも最近、目先の議論ばかりのような気がしてなりません、政治もマスコミも。。。台頭する新興国、資源国、軍事国家、それらに危機感を覚えた新年度の始まりでした。クローズアップ現代

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